クラシコ雑感2024.1

今シーズン2度目のエル・クラシコの舞台はスーペルコパの決勝戦だった。
※スーペルコパは、昨年のコパ・デル・レイの優勝・準優勝クラブと、それを除いたラ・リーガ1部の上位2クラブによる、計4クラブでのカップ戦です。
コパ・デル・レイは、ラ・リーガ1部以下も含んだクラブによるカップ戦です。

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結果はレアル・マドリードバルセロナを4-1で破った。ヴィニシウスが前半だけでハットトリックしたし、内容的にもマドリーの完勝といっていい試合だった。

試合前から今回はマドリーが優勢とは思っていたけど、まさかハットトリックまでされるとは思わなかった。ヴィニシウスは怪我から復帰して間もなく、気合十分なのが伝わってきたしあっぱれという他ない。1点目のベリンガムのパスはしっかりためを作って良かったし、2点目のロドリゴのアシストは走り出しが素晴らしかった。ロドリゴは自身が4点目を決められたし、すっかりスランプを抜け出せて本当に良かった。

バルサはボール保持率こそ上回っていたけど、ボールを持ってからの動きが遅くて大外でボールを回す時間が長く、緩急をつけた良い攻撃ができなかった。できなかった、といってもそれは今回だけでなく、最近はそういう試合が多い。中盤こそギュンドアン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリと最高の選手層なんだけど、実況解説のお二人の指摘のとおりどうもパスが3回4回と続かない。サイドからの動きやフォワードの決定力に不満がある。レヴァンドフスキのゴラッソはあったけど、そういった個人技のトドメの一発はもちろんほしいけど、チームとして組み立てて点が取れないと勝てないんだよなと思った。ポケットをとることもあまりないし。
対してマドリーはきっちりカウンターで点が取れていたし、とくに2点目のカルバハル→ロドリゴのパスはダイナミックだった。守備と攻撃のメリハリ、攻撃にも細かいパスと大きなパスの緩急があって間延びしない攻撃になっていたと思う。チャンスをしっかりものにするフォワード陣も頼もしい。

自分は両クラブとも好きだけどクラシコとなるとバルサを応援しているから、結局のところバルサのサポーターということになるのだろう。だから今回の結果にはすごくがっかりしている。チャンピオンズリーグのラウンド16の対戦相手はナポリだけど、大丈夫かな。なかなか手強そう。

クンデはサイドバックで固定して欲しいし、レヴァンドフスキは下がってこないでゴールに注力してほしい。
バルデはクロスの精度不足と、クロスじゃないときは消極的なバックパスが多いように思えているので、修正の余地があると思う。やっぱり、バルサカンテラーノが活躍すると嬉しいから。

個人的な気づきでは、2点目のロドリゴのパスでヴィニシウスがオフサイドになったと思ったけど、以下のページに解説のあるとおり、オフサイドラインが必ずしもキーパーを除く最終ディフェンダーでない場合があるということ。今までは以下の黒丸1つ目で考えていたけど、今回は黒丸3つ目だったんだろう。

わかりやすく言い換えますと、オフサイドラインになるのは、
・後方から2人目の守備側競技者
ハーフウェイライン
・ボール
このうち、最もゴールライン寄りにあるものです。

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ちなみに前回の記録は以下のとおり。

yellowrhino.hatenablog.com