ラミネ・ヤマルとベリンガム

第3節のバルサビジャレアルの試合は4-3でバルサが勝った。2点先制した後に3点連続で取られ、そのあと2点取るというワクワクする試合だった。点が入らない試合も緊張感があっていいけど、点が多いとシンプルに楽しいね。

今回わざわざ感想を残すのは、なんといっても16歳のラミネ・ヤマルの大活躍があったから。ラフィーニャが第1節のレッドカードで欠場していて、ヤマルはそこを埋める右ウィングで出場していた。1点目のガビのヘッドに合わせたワンテンポずらしたパスも素晴らしかったし、枠をとらえた2本のシュートのうち1本がレヴァンドフスキのゴールにつながった。レヴァンドフスキは第3節にしてようやくゴールできたわけで、ゴール後に16歳のヤマルと35歳のレヴァンドフスキが抱き合うシーンはグッとくるものがあった。笑顔があどけなくて、雑誌POPEYEに出てくるモデルのようにも見える。
ヤマルは後半終盤に交代したけど、交代直前のパスを受けた時の動きもすごかった。トラップせずに流して相手をかわす風のやつ。解説の小澤さんもいってたけど、これから15年くらいバルサで頑張ってほしい。

ということでヤマルのこれからに期待できる、面白い試合だった。フェラン・トーレスもすごく良かったけど、この試合はヤマルの試合だった。

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第4節のマドリーとヘタフェ戦の感想も少し。ヘタフェはバルサとの第1節と同じく守りが固く、ファールも多めでマドリーは戦いにくそうだった。が、後半のアディショナルタイムでベリンガムがゴールを決めた。ベリンガムは4試合連続ゴール、5得点という怒涛の活躍。得点を入れた後に観客の近くで喜ぶ姿は鳥肌が立つくらいカッコよかった。あれは王の風格ですね。

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そんな感じで新時代の風を感じた直近の試合でした。第5節は16日からなので、サッカー観戦は少しお休み。その間にマドリー本を読んでいる。アラウホ、ペドリ、ヴィニシウスが早く復帰することを祈る。