トイレで読むのに適した本 :トイレ・ブックのすすめ

この一年くらいトイレで本を読むようになった。カレンダーの絵を眺めているのもいいけど、トイレで読むのに適した本もある。そんなトイレ・ブックを紹介します。

まずどういった本がトイレ・ブックに適しているか。なんといってもサッと読めるものが良い。「サッと」には内容は軽く、文章が短いという要素がある。
内容はあくまで軽くなければならない。だって用を足しているときに難しいことなんて考えられないから。日記やエッセイなんかが良いと思う。一度読んでことのある本を再読するのもいいだろう。雑誌も良さそうだけど置く場所に困るかもしれない。自分は文庫本ばかり。
文章が短いというのは、一冊の本でひとつの話が書かれているのではなくて短い話がいくつも収録されているということ。だって用を足しているときに長い文章は読めないから。

ということで、今トイレにある本を紹介します。

ツイッター哲学 / 千葉雅也

哲学者・作家の千葉雅也のツイートをまとめた本。ツイートだからもちろん短く、どこから読んでも良いのでパラパラ読むのに最適。氏のつぶやきは軽いだけでなく意味深で面白い。これはおすすめです。

対訳 イェイツ詩集 / イェイツ, 高松雄一

イェイツの詩集だけど、これはトイレで読むには難しくて全然読んでいない。語学に堪能で、イェイツの詩が好きな人にはいいかもしれないけど。トイレ・ブックの初期に選んだものなのでチョイスが下手だった。

読書の日記  / 阿久津隆

日記本。トイレには日記本が一番いいと思う。日常の記録なので難しい話はないし、短い文章の塊だから。長い日は途中で区切ることもある。毎日トイレで読んでいると著者を身近に感じてしまう。本書は「本の読める店」fuzkueの店主の日記。fuzkueにはいつか行ってみたい。

村上春樹雑文集 / 村上春樹

エッセイ枠。とはいえこのエッセイは長めのものもある。村上朝日堂シリーズの方がひとつひとつの話が短く、内容も軽いものが多いのでおすすめかも。