第六回文学フリマ京都にいってきた

文学フリマ京都に行ってきた。文学フリマもだし、同人誌即売会に類するもの自体も初めてだった。

11時過ぎに行ったけど会場はそれほど混んでなかった。見本コーナーと販売コーナーが分かれていて、先に見本コーナーで目星をつけてから販売コーナーに行くという流れになっている。自分は知り合いが出店しているわけでもなかったし、目当ての本もなかったから見本コーナーで品定めできるのはありがたかった。販売コーナーは目の前に売る人がいるので、パラパラ読むのはやはり気がひける。

ジャンルは小説、短歌、詩、評論やエッセイなど色々あった。価格は200円からで、一番高くても1,500円までかな、1,000円を超えるのは少なかった。500円以上すると気軽には買えないなと思った。

製本の質も色々あって、本格的なものもあったし、ホチキス留めのものもあった。製本のクオリティは、買う側である自分にとってはあまり気にしないポイントだったかな。予算の影響もあると思うけど、作り手のこだわりと享楽を感じた。個人的には、製本の完成度が高いと「同人誌」の雰囲気がなくなるように思った。

phaさんが来るのは知っていて、それが唯一の事前からの楽しみだった。曖昧日記を買ったらサインしてくれた。phaさんにははじめて会ったけど、イメージ通りの雰囲気を持った人だった。
他にも文芸誌やエッセイ漫画などいくつか買った。

自分はなにか作品を作って発表することをしたことがないけど、実際にそういった活動をしている人やその作品を見れて、素直に感動した。何かを作って発表する人がたくさんいることを実感できたのもそうだし、ネットで簡単に発表できる時代でも「本」という形で発表することの面白みみたいなものもあった。

今回はコロナ禍での開催ということもあって感染対策にも気を遣っていた。運営の方々も大変だったと思うけど、とても新鮮な経験ができたイベントでした。ありがとうございました!